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Packwise

IBCフリートをコントロール

Packwiseは、ドレスデンを拠点とする若い会社で、工業用包装の利用を最適化しています。Packwise Smart Capを利用することで、同社は「Intermediate Bulk Containers」（中間バルクコンテナ、IBC）をシームレスに追跡しています。IBCとは、主に食品・化学産業で液体や流動的な内容物を輸送するために用いられる大型の工業用コンテナのことです。

Packwise Smart Capによって個々のIBCを追跡し、位置データを利用すれば、企業は充填レベル、周囲温度、あるいは振動や傾斜による損傷の可能性なども特定することができます。

BASFとのパイロットプロジェクトにより、Packwiseは最近、「German Innovation Award 2021」を受賞しました（ドイツ産業界が支援する賞で、German Design Councilが発表）。

Packwiseは1NCEのセルラー回線を使用しています。

Background

毎年、最大1,500万トン分もの新しい工業用包装材が生産されています。Packwiseは、スマートトラッキングソリューション「Packwise Smart Cap」により、中間バルクコンテナの使用に関わるプロセスを最適化し、その結果としてIBCの循環システムのサステナビリティを向上させることを目指しています。個々のコンテナを正確に監視できれば、ダウンタイムを短縮し、各コンテナをより有効に活用することが可能になります。粘着フィルムで各容器に取り付けられたデジタル測定装置が、コンテナの位置、充填量、温度などのステータスデータをソフトウェアプラットフォームに絶えず送信します。現在使用中のIBCフリートの概要を正確に把握することで、顧客はプロセスを最適化できるようになります。たとえば、同じ量の商品をより少ないコンテナで輸送したり、輸送中により良い経路をリアルタイムで計画したり、盗難や損傷による損失を最小限に抑えたり、再注文を自動化したり、将来を見据えた生産計画を立案したりすることが可能です。

Challenge

IBCにPackwise Smart Capを後付けする際は、シンプルさが重要です。特別なコンテナを製造する必要はありません。その代わりに、すべての標準コンテナは、後付けの一斉改造をしやすくするべきです。センサーとクラウドプラットフォームの間の通信は、倉庫内だけでなく、輸送中の路上や、世界のどこかの屋外に保管されている場合にも、同じようにシンプルでなければなりません。Smart Cap Trackerは、欧州、アジア、中南米で使用されています。ただし、求められるシンプルさは、それだけではありません。ビジネスモデルを計算して、通信の統合にかかるコストや、その運用コストへの影響などを把握する際にも、シンプルさが重要です。

1NCE Solution

Packwise Smart Capは、1NCE IoTフラットレートにより、考えられる限り最もシンプルなソリューションを入手できました。2Gや可能な場合はNarrowband IoT（NB-IoT）やLTE-Mなど、その時に利用できる最高のワイヤレス技術でのモバイル通信を常に実現し、バッテリー寿命を延ばせるようになったのです。追加のローミングコストや、インストールやセットアップの料金がかからない世界共通の単価により、ユースケース全体の運用コストを簡単に計算することができます。このように、コネクティビティの統合は、IBCにSmart Cap Trackerを後付けする作業と同じくらい簡単です。