【2025年版】グローバル対応のIoT SIM 徹底比較
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公開日:2025/09/01
✅ IoTに最適な通信技術とは?
スマートメーターや車両管理、見守りデバイスなどの普及により、IoTデバイスの活用はあらゆる業種で進んでいます。
それに伴い、低消費電力かつ広域通信が可能なLPWA(Low Power Wide Area)に対応した通信サービスのニーズも急速に高まっています。
なかでも、セルラーLPWAであるLTE-MやNB-IoTに対応した「IoT SIM」は、日本国内外を問わず幅広いユースケースで導入が進んでいます。
本記事では、1NCE(ワンス)と機能が似ている主要なグローバル対応IoT SIMサービスを比較しつつ、1NCEが選ばれる理由や、おもなユースケースについてご紹介します。
✅ IoT SIM選定における主な比較ポイント
IoT SIMを選ぶうえで押さえておきたい主な検討ポイントは以下の通りです:
● コスト(初期費用/月額費用/従量課金)
● 対応ネットワーク(4G、LTE-M、NB-IoT など)
● 国内・海外での利用可否と対応エリア
● API提供有無と課金体系
● SIMの物理形状や最小発注数の柔軟性
● 補助ツール・回線管理プラットフォーム
✅ 国内外で使えるIoT SIMサービスの比較表 (費用はすべて税込・送料別)
1NCEと機能が近いIoT SIMサービス・プランを上記の軸に基づいて比較しました。
項目 | 1NCE (ワンス) | SORACOM (ソラコム) | MEEQ (ミーク) | ||
プラン名 | IoT フラットレート | planX3 | plan01s | グローバル従量プラン | グローバル従量プランL |
初期費用 | カード型:220円 | カード型:797円 *1 | カード型:797円 *1 | 2,750円 | 2,750円 |
基本料金 | 10年一括 2,200円(500MB込) | 0 ~ 145円/月*1 | 0 ~ 8円/月*1 | 78円/月*1 | 89円/月*1 |
データ通信料 | 基本料に含む | 国・地域によって変動 | 国・地域によって変動 | 5.8円/MB*1 | 58円/MB*1 |
日本国内の | 4G, LTE-M | 3G, LTE | 3G, LTE | 3G, LTE, LTE-M | 3G, LTE, LTE-M |
日本国内の | 対応(2キャリア) | 対応(2キャリア) | 対応(3キャリア) | 対応(3キャリア) | 対応(3キャリア) |
グローバル対応国数 | 173カ国・地域 | 100カ国・地域以上 | 180カ国・地域以上 | 100カ国・地域 | 180カ国・地域 |
SIM形状 | カード型 (3-in1) / チップ型 (MFF2) / iSIM | カード型 (3-in1) / チップ型 (MFF2) | カード型 (3-in1) / チップ型 (MFF2) / iSIM / eSIMプロファイル | カード型 (3-in1) / チップ型 (MFF2) | カード型(3-in1) / チップ型 (MFF2) |
APIの課金体系 | 基本料に含む | 有償(従量課金) | 有償(定額) | ||
補助ツール | IoT Integrator、 Device Inspector、Device Locator など | SORACOM Beam、SORACOM Relay、SORACOM Funnel など | MEEQ データプラットフォーム、MEEQ ビジネスツールズ、MEEQ AI など | ||
参照ページ |
※上記は2025年8月時点の内容となります。
※ 各社Webサイト上の表記をもとに記載しているため、表記上の揺れがございます
※各社Webサイトを確認の上、記載されている事実のみ記載しておりますが、実際のサービス内容と異なる可能性がございます。詳細は各社Webサイトをご確認ください。
※ 一部米ドルで提供されているサービス(表内*1)もございますが、比較しやすいように2025年6月~7月の為替レート平均(1ドル=145円)で換算しています。端数は切り捨てて表示しています。
✅ 1NCEが選ばれている4つの理由
【理由1】 買い切り型のシンプルな価格体系 – 通信コストの管理・予測が容易に
一度(Once)の支払いで最長10年間、搭載デバイスのライフサイクルにわたって利用可能。月額費用や想定外の従量課金がない※ため、コスト管理と運用工数を大幅に削減し、TCO(総所有コスト)の最適化に貢献します。
<基本料金に含まれる主な機能>
・データ容量 合計500MB(追加チャージ可)
・ SMS合計250通(追加チャージ可)
・API利用料
・回線管理プラットフォーム
・開発者向けツール (1NCE OS)
・グローバルカバレッジ
※注釈:合計500MB超過時に追加チャージをする場合、税込2,200円/500MBがかかります。(回数制限なし)
【理由2】世界173カ国・地域で追加費用なし - グローバル展開をサポート
海外展開時も各国キャリアとの契約やSIMの交換、追加費用が不要。日本から海外へ、または海外工場での生産・輸出にも対応し、国境を越えたシームレスなIoT通信を提供します。
カバレッジの詳細はこちらをご覧ください。
【理由3】柔軟性・拡張性に優れた設計
1NCEは数回線のスモールスタートから100万回線単位の大規模展開まで対応できる設計です。
・すべての主要SIM形状(カード型・チップ型・iSIM)に対応
・SIM Card Businessは最小発注数(MoQ)がなく1枚から導入可能
・REST APIや開発者向けツール(1NCE OS)、回線管理ツールを追加費用なしで標準提供
開発者向け機能の詳細はこちらの記事をご覧ください。
【理由4】豊富な導入実績
グローバルで24,000社、3,000万回線の実績を保有。幅広いユースケースで活用が進んでいます。
詳細は次のパートでご紹介します。
✅ 1NCEが採用されている主要ユースケース5選
1NCEは様々な用途で活用されていますが、その中でもニーズの多い主要なユースケースをご紹介します。
ユースケース | 具体的例 | 主な好評ポイント |
車両・物流 | ・車両管理(FMS) | 国境を跨ぐ通信を定額で利用可能 |
スマートメーター | ・電気メーター | マルチキャリア接続による広範囲なエリアカバレッジと価格体系 |
コンシューマー向け デバイス | ・翻訳デバイス | プリペイドでセルラー通信が利用可能 (ユーザー向け月額課金が不要) |
インフラ | ・スマート街灯 | マルチキャリア接続による広範囲なエリアカバレッジと価格体系 |
海外展開 | ・日本から海外向けの展開 | 製造段階でSIMを組み込み可能(テストから実利用までを共通のSIMで利用可能) |
✅ 多様なニーズに合わせた最適なIoT SIM選定の重要性
IoT SIMの選定は、単一の要素で決まるものではなく、また全ての用途に最適なサービスもありません。
コスト、通信量、対応エリア、運用管理のしやすさ、将来の拡張性など、多角的な視点から自社のプロジェクト要件と照らし合わせることが重要です。
比較検討にあたって、お困りの際は気軽にご相談ください。1NCEおよびアジア独占販売パートナーのソフトバンクにてサポートさせていただきます。
✅ よくあるご質問(FAQ)
Q. どこから購入できますか?
→ 弊社Webサイトからご購入いただけます。
Q. データ容量500MBは1か月の容量でしょうか。もしくは10年合計でしょうか?
→ 10年合計で500MBとなります。
Q. 10年間の途中で通信量が500MBを超えた場合、追加購入は可能ですか?
→ ポータルサイトから500MB単位で追加チャージが可能です(税込2,200円/500MB)。SIMカードの交換は不要で、追加チャージの回数制限もありません。
Q. 日本で検証済みのデバイスリストはありますか?
→ 公式サイトのFAQ内「日本で動作検証済みのデバイスリストはありますか?」に一覧表(Excel形式)を掲載しております。
Q. 日本で使える通信規格は何ですか?
→ 4GとLTE-Mに対応しています。
Q. SIMの納品までのリードタイムは?
→ ご入金確認後、通常7〜10営業日でお届けいたします。
Q. 送料はいくらですか?
→ 1注文あたり税別1,800円~です(納品先・数量により変動)。詳細は弊社までお問い合わせください。
🔗 関連リンク
● 1NCE Developer Hub (開発者向け資料・英語)
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※本記事の内容は一般情報提供を目的としたものであり、各サービスの詳細・最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
※本記事に記載されている会社名および製品名は、各社の商標、登録商標もしくは商号です。
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