LTE Cat-M2について

LTE Cat-M1をアップグレードしたLTE Cat-M2(feMTC)は、IoTコネクティビティを強化するために開発されたLPWAセルラーテクノロジーです。帯域幅、ダウンロード・アップロード速度などの顕著なメリットを大幅に改善することにより、IoTコネクティビティソリューションの強化を実現しています。 

 

LTE Cat-M2とCat-M1の比較

2つのテクノロジーの主な違いは次の通りです。

カテゴリ 

LTE Cat-M2 

LTE Cat-M1 

帯域幅 

5 MHz 

1.4 MHz 

アップリンクのピーク速度

~7 Mbit/s 

1 Mbit/s 

ダウンリンクのピーク速度

~4 Mbit/s 

1 Mbit/s 

3GPPリリース

14 

13 

LTE Cat-M2は、帯域幅、アップリンクおよびダウンリンクのピーク速度の点でLTE Cat-M1よりも明らかに優れています。Cat-M2はCat-M1と同じ周波数帯で動作するため、Cat-M1モデムを利用するIoTデバイスは、Cat-M2ネットワークとの互換性を維持しています。

Cat-M2の電力消費

Cat-M2には、Power Saving Mode(PSM:省電力モード)やExtended Discontinuous Reception(eDRx:拡張間欠受信)などの省電力機能が組み込まれています。PSMを使用すると、デバイスはアイドル時にスリープモードに入ることができ、バッテリー寿命を節約できます。また、eDRxはネットワークチェックの間隔を延長することで電力使用量を最適化し、デバイスの寿命をさらに延ばします。

Cat-M2のカバレッジ

Cat-M2は、4G LTEインフラのコンポーネントを活用しており、他の専用IoTネットワークよりもカバレッジにおいて大きな優位性を持っています。MNOがLTE-Mインフラを拡大し続ける中で、Cat-M2が提供するカバレッジは、4G LTEテクノロジーへの多額の投資から恩恵を受けています。Maximum Coupling Loss(MCL:最大減衰量)が156デシベルのCat-M2は、屋内での用途や干渉を受けやすい環境で接続の信頼性を高めることができます。

データ速度:Cat-M2は、標準化された最速のLPWANテクノロジーとして突出しています。データのアップロードとダウンロードの速度はLTE Cat-M1の数倍で、効率的なデータ伝送を要するアプリケーションに最適です。これは、IoTセキュリティに不可欠なOver-the-Air(OTA)ファームウェアの更新に特に重要です。Cat-M2のデータ速度が速いため、OTAアップデートを迅速に実行でき、デバイスのライフサイクル全体を通じてデバイスの安全性と最新状態を維持できます。

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